今回は巷でよく聞く炭酸泉について調べてみました。

炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んだお湯のことで、日本の温泉法では、
お湯に炭酸ガスが250ppm以上溶けたものが炭酸泉と定義され、
1000ppm以上のものを高濃度炭酸泉と言います。

炭酸泉という名前だけ聞くと炭酸水のシュワシュワーっていう感じを期待しますが、
そこまででもなく、飲料用の炭酸水の炭酸ガス濃度は、3000～4000ppmもあり、
高濃度炭酸泉であっても３～４倍うすいものです。

炭酸泉はｐＨも4.5の弱酸性で肌にも刺激がなく、引きしめ効果ですべすべになる
といわれています。

パーマやカラーで手荒れしやすい美容師さんにも改善の効果がありおすすめです。

ヨーロッパでは、天然炭酸泉は『心臓の湯』と呼ばれ、健康保険が適用されるほど、
治療効果が高いとされています。

なぜそうなるかと言うと、炭酸泉につかると炭酸ガスが皮膚から吸収され、
毛細血管が開いて多くの血液が流れるようになり、末梢血管抵抗が減少するので
血圧が下がります。血液循環の改善により、疼痛物質や活性酸素などの老廃物を
効率よく排除します。自律神経へ直接作用することにより(脈拍数の減少など)、
リラックス効果が得られます。血液循環の増加により新陳代謝が活性化します。

要するに、炭酸の効果で血の巡りが良くなり毒素が外に流されて、
とても健康な状態になるということです。

弱酸性の水質なので肌の引き締め効果による美肌も期待できます。
皮脂や毛穴の汚れが取れることで臭い（加齢臭）や薄毛、
ボリュームのでない毛の原因も除去され毛穴も引き締まり、
髪の毛がふわっと立ち上がります。

調べれば調べるほどヘッドスパに使うには最適なものですね。

炭酸ガスには、胃腸を刺激し、腸のぜんどう運動を促したり、
水分排泄を促すために体の中の活性酸素などの排出がすすみます。
これにより女性の大敵である便秘を解消することができ、
又、利尿作用やむくみ解消も期待できるのです。

髪に使う場合は、髪に残った余分なスタイリング剤も落ち、
酸性水なので弱い酸リンスとして使えます。
髪が引きしめられるために、キューティクルがしまり、
手触りもつるつるになります。

デメリットとして気をつけたいのは、パーマ後等でアルカリに偏った髪を
高濃度過ぎる炭酸泉でリンスすると、キューティクルが急に閉じてしまい
内部の還元剤が髪に残りやすくなります。パーマやカラーの前で用いると
髪が収縮して硬くはなり、その後で使用するＰＰＴが奥まで浸透しにくくなります。
クリープ期のパーマにおいて中間水洗で使いすぎると髪がしまり、
マクロのクリープ移動が邪魔されます。
また、よく噂されていますが髪の残留過酸化水素を除去することはできないようです。

施術を行う美容師さん側は十分に気をつけておこなった方が良いようですね。

実はSENTACでは1月末まで平日限定で炭酸スパのプレゼントも実施しております。

これを機に体験してみてはいかがでしょうか？

今回も長くなってしまいました。

最後までおつき合いいただいてありがとうございました。

スタイリスト　さいくさゆう

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